誰かの言葉がナイフに変わる

人生は谷あり山あり、地獄あり。

NICOのランナーを聞く


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さようならこの街

ちょっと長めに 愛しただけさ

ほんの知り合い程度


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私の部屋はアパートの5階にあった。

線路脇ということもあり、窓を開けていてもいなくても聞こえる電車の音。


部屋からは近所のモール施設が見える。私がバイトしてた本屋もあそこに入っている。電車も見える。よく走る。音がうるさい。


ユニットバスだったから風呂に満足に入ったことはない。いつもシャワー。ユニットバスだからトイレットペーパーが湿る。不便。


音が響く。朝、どこかの部屋のスマホのバイブ音が聞こえる。いつまでも鳴り止まなくて、遅刻してないか心配になるくらい永遠に鳴り続けている。


駅までは12.3分。大学までは15〜20分。どこへ行くにもちょっと時間がかかる。近所の公園にはよくヤンチャな若者がバイクを乗り回し、たむろしている。



私の4年間はここで起き、ここで寝て、ここで食べて、ここでテレビを見て、ここで音楽を聞いた。ここで過ごした4年間だった。


正直言って不満だらけの家だった。上に記したようにあまり良いところがないが、家賃はまあまあ安かったしバイトにも行きやすかった。




最後に部屋の立会いに来たお兄さんには「綺麗に使って貰ったようですね!」って言って貰えた。


あんなに好きじゃなかった部屋なのに、引越しで物が少しずつ無くなるたびに部屋の反響音が大きくなっていってTwitterの更新する時のシュボって音が響く。テレビも漫画もなくなるとやることがなくてスマホをいじっていたからTwitterが永遠にシュボっていう。シュボッシュボッ。


そうして僕たち私たちはこの部屋を旅立ちます。

さよなら小さくて大きな部屋。

さよなら小さくて大きな京都。




僕は駅から近くて電車が近くに通ってなくてバストイレ分かれていて独立洗面台もある静かな住宅地の小さくて大きな部屋に移り住みました。

きっとこれからも僕は

Twitterをシュボッとやることでしょう。



さようならこの街

ちょっと長めに愛しただけ




きっとこの部屋も、この街も、

好きになれる。